幕末土佐の天才絵師 絵金 〜狂おしいほど美しい〜 展
六本木のサントリー美術館で開催されている幕末土佐の天才絵師 絵金〜狂おしいほど美しい〜 へ行ってきました。
「絵金」というのは幕末から明治初期に土佐で多くの芝居絵を残した絵師の金蔵さん
元々は土佐藩御用絵師だったそうですが、頼まれて有名な他者の絵を模写したものを本物として売られてしまう贋作事件があり、藩お抱え絵師はクビになり、町絵師となったのだとか。
大きな屏風に描かれたカラフルな絵は大迫力!
ただ、物語の見せ場のシーンということもあり、切腹や立ち回りで首がごろごろ転がっていたりとか、血生臭いシーンも多く、図録の購入は見送りました(笑)
展示の中で、面白かったのは五角形の絵馬のような形の24個の行燈に石川五右衛門の物語が描かれたもの
行燈の中には、火が灯り(多分蝋燭型のLEDランプ)、ちろちろと揺れる灯りに浮かび上がる絵がとても綺麗でした。
現在のお祭りの様子を撮った映像もありましたが、町中で古民家の軒先に絵が置かれ、和蝋燭の灯りに照らされる様子は本当に美しいです。
芝居絵以外にも、庶民の生活を描いたもの・・・こちらはタッチがまったく異なり、自分的にはこっちの方が好み
や、震災の記録なんかもありました。
こちらは美術ナビ の記事 五右衛門の行燈や自分が一番気に入った「大原女図」(黒い着物の母娘が藁のようなものを運んでる絵)もちらっと載ってます。










































































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