十和田湖から引き上げられた一式双発高等練習機
東京都立川市にある「立飛」といえば、現在はららぽーとなんかがあるイメージですが、かつては飛行機メーカー「立川飛行機」があった場所。
その立川飛行機の現在の姿、立飛ホールディングで、一式双発高等練習機が公開されるということで行ってきました。
公開された機体は、太平洋戦争中に十和田湖に墜落し沈んだ機体で、今年2回目の公開。
前回は見に行けず、現状の姿での公開は最後ということで、これはなんとしても見に行かねば!・・・と思い、行ってきました。
機体が公開されているのは格納庫ですね。
柱や梁の角材がいい感じ
一式双発高等練習機
写真 / Google Photos
この機体には4名乗っており、墜落した後、1名は漂流しているところを救助されたそうですが
他の方は機体と一緒に沈んでしまったとのこと
写真 / Google Photos
十和田湖が冷たい淡水ということで、機体の腐食が抑えられ、水深50mほどのところに沈んでいたということで
引き上げができたとこのことです。
落ちた場所が少しずれていたら、水深350mまで落ちており、引き上げはできなかったそうです。
引き上げは最初失敗しており、諦めかけていたところに設計図が発見され、機体構造の強いところ弱いところが判明したことで、
2回目に成功したそうです。
十和田湖から引き上げ / Google Photos
今回展示されている機体の模型
模型 / Google Photos
「淡水で腐食は抑えられていた」とのことですが、実際の機体を見るとボロボロに穴が開いていますね。
窓はガラスではなくセルロイドなので割れずに結構残ってます。
機首 / Google Photos
操縦席内部
機首の穴から見た内部
機首から内部を見る / Google Photos
ぐにゃりと曲がったプロペラが、水面に落ちた時の衝撃の強さを物語っています。
エンジン / Google Photos
赤色は褪色しやすい色ですが、機体に描かれた日の丸は綺麗に残っていますね。
機体を横から見る / Google Photos
主翼の動翼部
動翼 / Google Photos
垂直尾翼
尾翼 / Google Photos
胴体左部は、大きな穴があいています。
尾部 / Google Photos
穴から機尾方向を見たところ
胴体後部内部 / Google Photos
搭乗口のドア
ドア / Google Photos
搭乗口から機首方向を見たところ
ドアから見た内部 / Google Photos
操縦席は取りはずされて展示されていました。
操縦席 / Google Photos
左側のエンジン
この状態での展示はこれが最後とのことですが、今後復元するのかどうか、注目ですね。
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