奥多摩の武蔵御嶽神社へ畠山重忠が奉納した大鎧を見にいく
大河ドラマ「鎌倉の13人」見てますか?
源平合戦はよく知っていても、鎌倉幕府には全然興味がなかったのですが、三谷幸喜さんの秀逸な脚本で、とっても面白いですね。
先週の第36回「武士の鑑」では中川大志さん演ずる畠山重忠が、北条時政の策略にはまり、武士の矜持を保つために反乱を起こし討ち取られるという回でしたが、小栗旬さんの北條義時との一騎討ち、全てをやり切ったといった表情で去っていく姿は感涙もの、まさに神回でした。
さて、奥多摩にある武蔵御嶽神社には、鎌倉時代に奉納された国宝の大鎧「赤絲威(あかいとおどし)」があります。
武蔵御嶽神社は何度か訪れたことがありますが、宝物殿には入ったことがありませんでした。
宝物殿の前には騎馬武者の像があり、この方が赤絲威の大鎧を奉納した方で、「畠山重忠」という方だということは知っていましたが、これまでは「ふ〜ん・・・ 畠山重忠」って誰?」 って感じでした。
それが「鎌倉の13人」を見たことで、一気に「あの畠山重忠が自分が毎週のようにすぐそばを通り過ぎている奥多摩の神社と関わりがあったんだ!」と、俄然興味が出てきました。
・・・そういえば以前いった埼玉の菅谷館(菅谷城)にも畠山重忠の像があったな・・・
今まで興味がなかったので、なんとなくスルーしてしまっていましたが、人物に興味が湧くと、その人との関わりについても知りたくなりますね。
ちなみに、畠山重忠を鎌倉へおびき寄せる役割を果たし、乱鎮圧後に人身御供とされ処刑されてしまったかわいそうな稲毛重成さんは、うちの近所にいっぱいあるスーパー「いなげや」の名前の語源の方だそうですw
御嶽神社_畠山重忠-4168 posted by (C)あまがっぱ
宝物殿には鎌倉時代に奉納された2領の大鎧がありますが、
「赤絲威(あかいとおどし)」は1191年に奉納され、紫の絲が使われた「紫裾濃甲冑(むらさきすそごかっちゅう)」は1281年、元寇の頃に奉納されたものだそうで、同じように見えますが90年の年の差があります。
御嶽神社_宝物殿-5062 posted by (C)あまがっぱ
赤絲威の赤い絲は色褪せてしまっていますが、ところどころ鮮やかな赤色が残っています。
この鎧は明治時代に補修されているのですが、色褪せているのは明治時代に補修された部分で
鮮やかな赤色を保っているのが、鎧が作られた平安時代末期のものだそうです。
赤は褪色しやすい色だと思いますが、いまだに鮮やかさを保っているなんて驚きです。
この10月には修復作業に入ってしまうとのことで、この姿は今しか見られません。
« mini john cooper works というクルマ | トップページ | ローソンとうる星やつらのコラボ »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 小雨の降りしきる中、寺坂棚田の曼珠沙華を見てきました(2024.10.14)
- 巾着田の曼珠沙華(2024.10.07)
- アメリゴ・ヴェスプッチ入港前の風景(2024.08.26)
- 大國魂神社の流鏑馬 〜応援ありがとう! 〜(2024.07.08)
- 大國魂神社の流鏑馬 〜よしよし♪〜(2024.07.07)
「歴史 城 神社 お寺 史跡」カテゴリの記事
- 織田信長に特化した泰巖(たいがん)歴史美術館(2024.09.23)
- ミニクーパー復活!(2024.05.20)
- 父の白滝 〜洞(うろ)の中〜(2023.06.06)
- 父の白滝(2023.06.03)
- 母の白滝(2023.05.27)
« mini john cooper works というクルマ | トップページ | ローソンとうる星やつらのコラボ »
コメント