カリタとハリオの珈琲ドリッパー
珈琲が大好きで、豆から挽いたものをハンドドリップし、ブラックで飲んでいます。
いまでは毎日珈琲を飲まなければ気が済まないほど珈琲中毒の私ですが、就職したころまでは珈琲といえば、ネスカフェゴールドブレンドなどのインスタントに牛乳を入れて飲んでいました。
そんな当時、仕事で茨城に行った時に、訪問先の営業所に早く着きすぎてしまい開いていなかったので、向かいにあった中古車販売店に置いてあった六輪バギーなどを見ていたら、そこの社長さんに声を掛けられ(怪しかったんでしょうね(^◇^;)、豆から挽いた珈琲を御馳走していただきました。
ブラックの珈琲なんて飲めないと思っていたのですが、それが本当に美味しかったんですよね。
これが本物の珈琲に触れた初めての体験でした。
当時住んでいたところから、割と近いところに小さな珈琲問屋さんを発見し、そこで豆を買うようになりました。
その珈琲問屋さんは、注文するとその場で生豆を焙煎してくれるスタイルで、珈琲の種類も豊富なので、一気にハマりました。
月替りの「今月の珈琲」では、さまざまな豆を楽しむことができ、自分の好みを探すのにいいですね。
うちでは定番として「トラジャ」を毎月購入しており、それとは別にもう1種類、違った豆を購入するようにしています。
買ってきた珈琲豆をミルに入れ、ゴリゴリと挽く感触はたまりませんね。
カリタのミル posted by (C)あまがっぱ
電動ミルも使ったことがありますが、うるさいし、なによりも豆を手で挽く感触が気持ちいいので、電動でやってしまうのはもったいない!
ドリッパーは台形のカリタをずっと使っています。(ミルもドリッパーもたぶん30年くらい使い続けてると思う)
自動のコーヒーメーカーを使ったこともありますが、珈琲の粉にお湯を掛けて蒸らす時に、フワッと粉が膨らんでくる様子や、そこから立ち上る香りを楽しむには、ハンドドリップがいいです。
カリタ102 posted by (C)あまがっぱ
この形をしたドリッパーの代表的なメーカーには、メリタとカリタがあります。
一見同じような形をしていますが、珈琲を抽出する穴の数が異なり、メリタは穴がひとつ、カリタは3つ開いています。
カリタの三つ穴 posted by (C)あまがっぱ
メリタとカリタ・・・似たような名前ですね。
両方とも日本の会社かと思っていたのですが、メリタはドイツの会社で、ペーパードリップを発明したのがメリタだそうです。
カリタは日本の会社で、ほんとか嘘かわかりませんが「メリタを借りたから」とか、メ+リ=刈 だからカリタにしたというのが語源という話がありますwww
メリタとカリタは似て非なるもので、珈琲の抽出方法が全く異なります。
ひとつ穴のメリタは、珈琲の粉を蒸らした後、一気に杯数分のお湯をドリッパーに注ぐスタイルで、誰が使っても同じ味の珈琲ができるようになっています。
一方のカリタは、蒸らし後、数回に分けてお湯を注いでいくので、注ぎ方によりある程度、珈琲の味をコントロールできます。
そんなこんなで、カリタ一筋30年だったのですが、数ヶ月前にホームセンターで見かけた円錐形のドリッパーがとても美しく、ずっと気になっていました。
いろいろと調べてみると、同じ珈琲でもドリッパーや入れ方により全然味が変わるとのことで、面白そうなのでついに買ってしまいました。
ハリオV60というドリッパーです。(いろんな素材のものがありますがガラス製を選んでみました)
ハリオも日本の会社なんですね。
円錐形のドリッパーは、やはり日本のコーノ式というのが最初で、それをアレンジしたのが V60 ・・・なのかな(違っていたらすみません)
ホームセンターで見かけて「気になった」ところはこの螺旋状のリブ
これがなんとも美しくて、使ってみたくなりました。
同じ円錐形ですが、コーノ式 との違いはリブ(内側の線)の入り方。
コーノ式はリブが直線的で、円錐の途中までしかきておらず、V60は螺旋状に上まで来ています。
同じ円錐形でもこうした違いにより、抽出される珈琲は異なるものになるのだそうです。
ハリオV60の美しい螺旋 posted by (C)あまがっぱ
どちらも興味があったのですが、まずは初志貫徹で、ハリオのV60 を使ってみることにしました。
初めて使うドリッパーなので、YouTubeでいろんな動画を見て、入れ方を確認しました。
珈琲の粉にお湯を掛けて蒸らしを行った後、珈琲を抽出していきます。
出来上がった珈琲は、カリタで入れたものとは全然違う味になりました。
カリタは割としっかりとしたコクがあり、飲み終わった後も口の中に珈琲の味がずっと残っている感じなのですが、ハリオはもっとさっぱりした感じに仕上がりました。カリタではあまり感じられなかった酸味がしっかりと感じられ、飲み終わった後はスッキリとした感じ。
抽出するときのお湯の入れ方により、さっぱりからこってりまで、入れ分けができるそうなので、いろいろと試してみたいと思います。
こちらの動画がとっても参考になりました
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