YAMAHA SR400のキックスタート
YAMAHAのSR400は、40年前に発売されてからずっと基本的なデザインに変更がなく存続している息の長いバイクです。
こちらの記事で歴代モデルを並べて見られますが、40年間カラーリング以外にどこが変わっているのか、よくわかりませんねwww
スリムで軽く、とっても乗りやすそうに見えるSRですが、エンジンを始動するためのセルスターターはついておらず、キックスターターのみというところが、購入するにあたっての大きなハードルになっていると思います。
SR400 キックスターター posted by (C)ものごいかっぱ
キックスタートのやり方は教習所でも教えておらず、今やオフロードバイクでさえセルスターターを装備しているこの時代、キックスターターのみというバイクはもうSRしかないかもしれません。
私は初めてのバイクがホンダのXL250R、その次にヤマハのセロー225とオフロードバイクにずっと乗っていたため、キックスタートには全然抵抗がありません。
むしろ、またキックスタートやりたい! という思いがあったので、SRを選んだという側面もあります。
キックスタートは、ちょっとしたコツさえ理解すれば、全然難しくありません。
ハンドルの左グリップのところについているこのレバー
デコンプレバーというもので、楽にキックスタートするために使うものです。
初めて購入したXL250Rは、デコンプレバーは無くオートデコンプとなっていましたが、2台目のセローはデコンプレバー付きでした。
エンジンのかけやすさという点では、一手間かかりますが、デコンプレバー付きのセローの方が圧倒的にエンジンを軽く始動できたので、SRのデコンプレバー付きのキックスターターは、とてもうれしい装備です。
SR400 デコンプ posted by (C)ものごいかっぱ
さて、SRのエンジンのかけ方です。
①イグニッションをonにして、ギアをニュートラルに、キルスイッチの位置を確認
②キックスターターを引き出して、軽く踏み、動かなくなる位置まで踏み込みます。
③キックスターターを上まで戻し、デコンプレバーを軽く握り(全部握らず半分くらい握るイメージ)、ゆっくりとキックスターターを踏んでいきます。
④キックスターターを少し踏むと、デコンプレバーがスコンと軽くなる感触が感じられます。
この時、エンジンの上にあるインジケータ窓を見ると、白いマークが出ています。
ここがキックスタートを行う最適位置、圧縮上死点のちょい先となります。
最初はインジケータ窓を見ながら、白いマークの位置を確認するとよいですが、デコンプレバーに伝わる感触を覚えれば、
インジケータを見なくてもエンジンをかけられるようになります。
SR400 圧縮上死点 posted by (C)ものごいかっぱ
⑤デコンプレバーを離し、キックスターターを一番上の位置まで戻した後、軽く踏み込んでいき、抵抗を感じる位置からクランクを回すイメージで
一番下の位置まで一気にキックスターターを踏み込めば、エンジンが掛かります。
フューエルインジェクションのモデルはアクセルは開かない方がよいみたいです。
キックスターターは一番下まで一気に踏み込むのがコツです。
中途半端に踏み込むと、「ケッチン」と呼ばれるキックバック・・・すごい勢いでキックアームが戻ってくる・・・を喰らって、痛い思いをします。
一番下の位置までしっかりと踏み込めば、ケッチンを喰らうことはありません。
圧縮上死点の位置(インジケータの白マーク)を確認し、キックスターターを一気に下まで踏み込む!
このコツさえ覚えれば、大した力もいらず、一発でエンジンは掛かります。
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