立ち枯れた巨木を祀る松姫神社
河口湖からの帰路、高速道路で帰るのも味気ないので、奥多摩ごえをする道で帰ることにしました。
山梨からの帰路は、勝沼からR411を使い、柳沢峠を越えるルートをよく使いますが、
地図を見ると、河口湖からだと大月へ抜け、R139を使い小菅村に抜けるルートがありますね。
そこで今回はこちらの道を使ってみることにします。
大月駅を過ぎると、巨大な岩がむき出しになった山が立ち塞がります。
岩殿城 posted by (C)ものごいかっぱ
ここは岩殿城!
山城ですね。
調べて見ると、武田氏の譜代の家臣であった小山田信茂の居城。
敗走する武田勝頼に岩殿城へ来るように勧めておきながら裏切り、その結果、勝頼は天目山に追い詰められ自害しました。
最後の最後に主君を裏切った小山田信茂は、織田信忠の不興を買い結局処刑されています。
大河ドラマの真田丸では、温水洋一さんが演じていました。
そんな曰く付きの岩殿城。
今度登ってみたいですね。
岩殿城を過ぎると、細い田舎道がずっと続きます。
R139 posted by (C)ものごいかっぱ
ここが最後の分かれ道。
大月に戻って高速に乗るか、覚悟を決めて奥多摩を越えるかw
奥多摩方面にずっと走っていくと、突如現れる赤い鳥居
その独特のたたずまいに思わず車を止めました。
松姫神社-6131 posted by (C)ものごいかっぱ
鳥居には「松姫神社」と書かれています。
松姫鉱泉の旅館(営業しているのかわかりませんが)の敷地にあるようです。
松姫神社-6134 posted by (C)ものごいかっぱ
松姫神社-6133 posted by (C)ものごいかっぱ
鳥居の向こう側にある櫓の中には、立ち枯れた巨木が祀られていました。
松姫というのは武田信玄の娘です。
小さい頃に、織田信忠と許嫁になり文通していたそうです。
しかし実際に輿入れする前に、武田と織田は仲が悪くなり、婚約は立ち消えに・・・
そして、武田が滅んだ際に、このあたりの道を逃げ延びて行ったのだとか・・・
織田信忠は松姫のことを気にかけ、探して迎えようとしたそうですが、その矢先に本能寺の変!
なんて不運なんでしょう。
映画 清洲会議 では、剛力彩芽さんが演じてました。
眉を落とし、点々眉のメークでしたが、とても綺麗でしたね。
点々眉で美しいと思ったのは、この時が初めてです。
この先に松姫峠という峠道があります。
松姫が通ったというのは、どうも信憑性が低いようですが、地図で見ると、ものすごいつづら折れの峠道です。
どんな峠道なんだろうと、ドキドキしていたのですが、なんと通行止め!
松姫トンネルという長大なトンネルができたため、峠道は入れなくなっており残念でした。
トンネルを抜けると、すぐに小菅村
道の駅 小菅 があるので休憩できます。
ここには小菅の湯という温泉もあるので、時間があればゆっくり入りたいところです。
« ムスメが修学旅行で撮って来た伏見稲荷 | トップページ | 船橋大神宮の狐たち »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 小雨の降りしきる中、寺坂棚田の曼珠沙華を見てきました(2024.10.14)
- 巾着田の曼珠沙華(2024.10.07)
- アメリゴ・ヴェスプッチ入港前の風景(2024.08.26)
- 大國魂神社の流鏑馬 〜応援ありがとう! 〜(2024.07.08)
- 大國魂神社の流鏑馬 〜よしよし♪〜(2024.07.07)
「歴史 城 神社 お寺 史跡」カテゴリの記事
- 織田信長に特化した泰巖(たいがん)歴史美術館(2024.09.23)
- ミニクーパー復活!(2024.05.20)
- 父の白滝 〜洞(うろ)の中〜(2023.06.06)
- 父の白滝(2023.06.03)
- 母の白滝(2023.05.27)
「デジカメ Fujifilm」カテゴリの記事
- 巾着田の曼珠沙華(2024.10.07)
- 大國魂神社の流鏑馬 〜応援ありがとう! 〜(2024.07.08)
- 大國魂神社の流鏑馬 〜よしよし♪〜(2024.07.07)
- 大國魂神社の流鏑馬 〜騎馬武者たち〜(2024.07.06)
- 大國魂神社の流鏑馬 その3(2024.07.03)
コメント