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2015年7月 2日 (木)

富士フイルムX-T1購入への道〜X-M1を使っていて募っていった不満〜

X-M1はコンパクトなボディにもかかわらず上位機種と同じセンサーを積んでおり、上位機種と同等の写真が撮れるため、リコーGXRの後継機として、大いに期待して購入したカメラでした。
X-M1とOMレンズ
X-M1とOMレンズ posted by (C)ものごいかっぱ

実際、撮れる写真はとてもすばらしく、上位機種をカモれる実力を秘めたカメラでした。

ところが富士フイルムとしては、ミニクーパーのような小粒でもプレミアムなカメラではなく
軽自動車的な扱いに終始しました。

一番の不満な点は、Xシリーズの他の機種と異なり、AF/MF切り替えスイッチがないこと。
AFが合わない場合、いちいちメニューから切り替えなくてはいけないというのは致命的な欠点でした。
おまけにAF+MFというモードもないため、AFのままピントリングを回して微調整もできません。
それならばMFモードにしておき、ファンクションボタンにワンショットAFを割り当てて・・・
と思ったら、MFモードではフォーカスエリアが大きくなってしまい小さく変更することができないという仕様で使い物になりませんでした。

2番目はグリップの形状
全く指が掛からず、滑りやすい貼り革の素材とも相まって、片手でカメラを保持しにくい。
これまでのメイン機リコーGXRがコンパクトな形状にもかかわらず、非常に優秀なグリップ形状をしていたため余計に不満感が募りました。
後から外付けのグリップを購入し、多少はマシになりましたが、バッテリーやSDカードにアクセスするにはグリップを外さなくてはならず、使い勝手は低下しました。

3番目はEVFがないこと
望遠を使う場合、ファインダーがないのは致命的
背面液晶で飛び回る飛行機を追うのは非常に難易度が高いことを思い知らされました。
望遠レンズを付けたときに、何度存在しないファインダーを覗こうとしたことかwww

4番目はファームアップしてくれないこと
Xシリーズの他の機種は、ファームアップにより随時性能や使い勝手があがっているのに、
X-M1はいつも蚊帳の外でした。

またフィルムシミュレーションなども他の機種よりも少なく、あからさまに差別されているんですよね。


そんな中で発売されたのがX-T10
X-M1とX-T10
X-M1とX-T10 posted by (C)ものごいかっぱ

幅はX-M1とほぼ同じ。
ファインダーの分だけ、高さ方向に大きくなっています。
グリップの形状も、そこそこ握りやすく、さらに動態撮影にも耐えうる新しいAFシステムを搭載しており、後継機候補として大注目。
ネットを検索して情報を集めまくりました。


→ X-T10を選ばなかった理由 に続く・・・・

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