富士フイルムX30 フィルムシミュレーションを試す
富士フイルムのカメラを使う楽しみの一つは、豊富なフィルムシミュレーション機能です。
X30には上位機首のX-T1、Xpro1、X-E2たちと同じ内容のフィルムシミュレーションモードが搭載されています。
何故かX-M1(X-A1もかな?)だけ、一部しか搭載されていません。
なぜX-M1だけ差別しているのかわかりませんが、ケチらず同じ仕様にして欲しいものです。
さて気を取り直して、X30のレビューです。
X30には新しいフィルムシミュレーションモード『クラシッククローム』が搭載されました。
少し渋めの発色をするモードということで、どのように写るのか非常に興味のあるところです。
まずはスタンダードモードであるPROVIA。
PROVIA(プロビア)というのは、富士フイルムのポジ(スライド)フィルムの名前で、ナチュラルな発色をするフィルムです。フィルムからカメラに入った人の心をくすぐる名前です。
01カラスウリ_provia posted by (C)ものごいかっぱ
続いてビビッドモードのVelvia。
Velvia(ベルビア)は赤や緑がとても鮮やかに写るフィルムで、風景写真家たちの御用達でした。
02カラスウリ_velvia posted by (C)ものごいかっぱ
Velviaモードは、とても鮮やかに写るのですが、ともすれば不自然な感じになることもありますので、あえて鮮やかさを強調したいというときだけ使うようにしています。
続いてソフトモードのASTIA。
ASTIA(アスティア)は人肌が柔らかく写るような発色をするフィルム。
残念ながら生産中止でもうフィルムでは使うことができません。
フィルムで復活しないですかね〜
03カラスウリ_astia posted by (C)ものごいかっぱ
そして新作、クラシッククローム。
ちまたでは「コダクロームっぽい色 ^^; 」ということで絶賛されています。
コダクロームは、某K社のフィルムですが、一度も使ったことがないので、よくわかりませんが、
クラシッククロームの落ち着いた発色は、非常に好感が持てます。
04カラスウリ_classic chrome posted by (C)ものごいかっぱ
これ常用のモードになりそうです。
ぜひともX-M1でも使えるようにしてください。
続いてはProNegHi
カラーネガフィルムの鮮やか版
ポジ系のモードとは緑の発色が異なりますね。
05カラスウリ_ProNegHi posted by (C)ものごいかっぱ
最後はProNegStd
カラーネガフィルムのソフト版
カラーモードの中では一番地味な感じでしょうか。
富士フイルムのHPでは、『やわらかな諧調で肌色の質感描写に優れている』なんて書かれています。
06カラスウリ_ProNegStd posted by (C)ものごいかっぱ
ネガフィルムモードは、ポジフィルム的なVelvia、ASTIAと比べても柔らかい描写をしますね。
ProNegモードもX-M1では省かれてしまっているモード
こちらもX-M1で使えるようにしてくださいよ。富士フイルムさん!
しかし、これだけいろいろなモードがあると、どのモードで撮ろうか迷っちゃいますね。
そんな時の為に用意されているのが、フィルムシミュレーション・ブラケッティングモード。
ブラケッティングというのは、1回のシャッターレリーズで複数の設定の写真を撮るモードです。
露出をアンダー/標準/オーバー の3段階で撮るAEブラケッティングはフィルムの時代からありましたが、今は、ISO、ホワイトバランス、ダイナミックレンジのブラケッティングモードなんてのが使えるようになっています。
なかでも富士フイルムは、『フィルムシミュレーション・ブラケッティング』なんてモードがあるんですよね。
自分が使いたいフィルムシミュレーションモードを3つ設定することができ、1回シャッターを切る毎に、
3つのモードで写真が記録されるんですよ。この機能は面白いですね。
しかし何故3つだけなんでしょうね?
これだけ豊富なフィルムシミュレーションがあるのだから、フィルムシミュレーション・ブラケッティングに関しては3つに拘らず、せめてカラーモード6種が一度に撮れるようにしたら面白いんじゃないのかな?
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