富士フイルムX-M1
コンパクトなボディに一眼レフのAPS-Cセンサー、ローパスフィルターレスということで、飛びついてしまいました。
16-50mm posted by (C)ものごいかっぱ
しかし、ボディもレンズもプラスチッキーですね。
初めてお店で見たときは、思わずたじろいでしまいましたw
隣に置いてあった新PENの質感のいいこと!
PENがマイクロフォーサーズでなくAPS-Cセンサーだったら、PENを買っていたかもしれません。
フジフイルムは、もっと質感という部分に力を入れて欲しいですね。
画質がよいというのは当然ですが、モノとして「欲しいっ!」って思わせる質感があるといいんですけどね。
さてさて、実際に使ってみて驚いたのは、キットレンズのXC 16-50mm f3.5-5.6の静かなこと!
無音でピントが合うのには感動しました。
今までの愛機リコーGXRなんて、「ジ〜コ〜ジ〜コ〜」ですからね (^◇^;)
一方のパンケーキレンズ、XF 27mm f2.8 の方は、多少「ジコジコ」って音がしますが、十分静かな部類です。
27mm posted by (C)ものごいかっぱ
それぞれのレンズの撮影距離範囲は
XC16-50mmF3.5-5.6 OIS
標準モード 60cm 〜 ∞(ズーム全域)
マクロモード 広角:30cm ~ 10m
望遠:40cm ~ 10m
XF 27mm f2.8
標準モード 60cm 〜 ∞
マクロモード 34cm 〜 ∞
標準での最短撮影距離が60cmって、レンジファインダーかっ!って、ツッコミたくなります。
マクロに切替えても 30cmしか寄れないので、ちょっとツライですね。
せめてあと10cm寄れるとうれしいんですけどね
Xマウントの他のレンズの仕様を見てみると
XF14mm f2.8 R
標準モード 30cm 〜 ∞
マクロモード 18cm 〜 ∞
XF18mm f2 R
標準モード 80cm 〜 ∞
マクロモード 18cm 〜 2m
XF23mm f1.4 R
標準モード 60cm 〜 ∞
マクロモード 28cm 〜 ∞
XF35mm f1.4 R
標準モード 80cm 〜 ∞
マクロモード 28cm 〜 2m
XF60mm f2.4 R Macro
標準モード 60cm 〜 ∞
マクロモード 26.7cm 〜 2m
XF18-55mm f2.8-4 R LM OIS
標準モード 60cm ~ ∞(ズーム全域)
マクロモード 広角:30cm ~ 10m
望遠:40cm ~ 10m
XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS
標準モード 1.1m ~ ∞(ズーム全域)
マクロモード 1.1m 〜 3m
寄れないレンズが多いですね。
何故なんでしょうね。
広角/標準系のレンズでは、標準モードで30cm位まで寄れると、随分と使い勝手がよくなるんですがね。
また、撮影モードやズーム位置によって、最短撮影距離が変わるので、寄って撮りたい時にはちょっと苦労します。
リコーGXRでは最短撮影距離が液晶に表示できるので、撮影時にどこまで寄れるのかがわかります
GXR 最短距離表示 posted by (C)ものごいかっぱ
画面左上に 30cm- と出ていますね。付けているレンズ、撮影モードにより、どこまで近寄れるかが表示されるようになっています。
こういうちょっとした使い勝手のよさって、重要なんですよね。
ぜひともファームアップで対応してもらいたいです。
背面のAFボタンを押すとAFエリアの選択ができます。
フォーカスエリア posted by (C)ものごいかっぱ
フォーカスエリア選択 posted by (C)ものごいかっぱ
更に、背面ダイヤルを回すと、AFエリアの拡大/縮小ができます。
フォーカスエリアの縮小 posted by (C)ものごいかっぱ
フォーカスエリア拡大 posted by (C)ものごいかっぱ
これはいいですね〜♪ 厳密にピントを合わせたい時に、簡単にAFエリアを小さくすることができるので重宝します。
外観を見ていて気付いたのが、「AF/MFの切替スイッチがないぞ!」
X-pro1、X-E1には、ボディの前面に切替スイッチが付いていたのですが、X-M1には付いていません。
「どうやって切替えるんじゃ〜!」
と思ったら、ボディ背面のQボタンを押して表示されるメニューの中で切替えるんですね。
フォーカスモード posted by (C)ものごいかっぱ
「これは使い勝手が悪い!」です!
せめて、AF+MFモードがあれば、AFでピントが合わないときは、そのままフォーカスリングを回し、MFで撮影することもできるのですが、それすらもない!
AFが合わないときは、撮影を中断し、メニューからMFに切替えなくてはなりません。
なんでこんな仕様にしてしまったのでしょう?
リコーGXRでは背面のfnボタンのワンタッチでAF/MFの切替ができます。
AF-SとAF-Cの切替えなんかはメニューからでもよいけど、AFモードとMFモードは瞬間的に切替えたいんですよね。
AFが合わない時は、瞬時にMFに切替える。
あるいはAFでピントが合ったらMFに切替えて、次のレリーズからはAFが動かないようにして撮る
そんな感じで自分の場合、AF/MFの切替は非常に多用します。
それほど頻繁には変更しないWBは、メニューの中に入れてしまい、今のマクロボタンの場所をAF/MF切替えボタンにできるとうれしいんですけど・・・。
さらに言うと、ここのボタンはGXRのように、ユーザが自由に機能を割り付けられると最高なんですけどね。
一眼レフも含め、背面の円形のボタンには固定の機能が割り付けられてしまっているものが多いけど、自分の使わない機能が割り付けられていると、一等地のボタンが無駄になってしまうので、すごくイヤなんですよね。
AF/MFの切替え方法について、なんかいい方法がないかなと思って探してみると、「ワンプッシュAF」なる機能がFnボタンに割り付けできるのを発見しました!
Fnボタン割り付け posted by (C)ものごいかっぱ
これを使えば、MFモードにしておいて、Fnボタンを押せば、オートフォーカスでピントが合う!
「これならAF+MFの代替になるじゃん!」
と思って試してみました。
MFフォーカスエリア posted by (C)ものごいかっぱ
あ ら ・・・
フォーカスエリアが妙にデカイ・・・・
通常モードの4倍くらいの大きさがありますね。
・・・あっ!フォーカスエリアを小さくすればいいじゃん!・・・・
・・・えっ?できない・・・・・・・
なんじゃこの仕様は〜!(怒!)
ピンポイントでフォーカスを合わせ、MFで微調整するような感じで使いたいんですけど〜。
さらに、Adv(アドバンスト)モード(アートフィルタとかの機能のモード)の時に、フォーカスを合わせる際に画面が一瞬止まる!
シャッターボタン半押ししてからピントが合うまで、液晶画面の映像が固まるんですよ。
こういうのって、被写体が動いている場合、液晶が固まっている間、被写体を追いかけられないので、使い物にならないんですよね。
AモードとかPモードといった、他のモードの時には、液晶が固まらずにフォーカスが動作するのに、なんでAdvモードのときだけ、違うんでしょうね?
また、AdvモードにするとMFが選べないみたいですね。
ダイナミックトーンで空を撮ろうと思ったらAFではピントが合わず、MFに切替えようとしたら切り替えできませんでした。
結局、そのときの空の写真は撮れず・・・ ただ、無限遠にMFであわせられるだけでよかったんですけど、それさえかなわず・・・
とまあ、細かい部分の仕様が練れていないなぁと感じられます。
大部分はソフト的な部分なので、今後のファームアップで解消されることを期待しましょう。
フジフイルムさん、よろしくお願いします!
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