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2012年9月26日 (水)

カメラの話をしよう〜番外編 GR・GXR誕生秘話

T.I.Pさん が毎月開催しているトークイベント「カメラの話をしよう」。

今回は「vol.7 番外編 GR・GXR誕生秘話」ということで、GXR大好き人間としてはぜひとも行かねば!と参加してきました。

「なぜ "番外編”なの?」って思っていたら、いつもいらっしゃる方々が「フォトキナ」の方で忙しく参加できないからとのこと。

今回は元リコーの湯浅一弘さんが、たっぷりとGR,GXRについて語ってくださいます。

カメラの話
カメラの話 posted by (C)ものごいかっぱ GXR with A12(28mm)

リコーがデジカメを作るに当たってターゲットにしたのは、買換え・買増しをする写真が趣味の人たち。
そういった人たちに「時間的・空間的に撮影領域を拡大する」といったコンセプトを掲げたそうです。
「いつでもどこでも撮れる」そして「コンパクトでこの画質!」を目指し開発しているそうです。


GRって何?・・・
GRデジタルを開発するに当たり、フィルム時代のGR関係者を集めて徹底的に話し合ったそうです。
それぞれが思い描く「GR」が出尽くした結果、「携帯性と高画質の両立」という結論に!
レンズはズームにするのか単焦点にするのか、
撮像素子はどうするのか・・・など
いろいろあったお話はとてもおもしろかったですよ〜♪

そして商品コンセプトは「撮影する道具」
真っ黒で無骨ですよね〜。  虚飾を廃したシンプルなデザインとなりました。
あっ、そうそう! レンズのリング交換サービスが出来たキッカケのお話もおかしかったですねぇwww

また、「機能的に古くならず、愛着を持って長く使ってもらう」ため、
 ファームアップで機能を向上させる 3〜4回/年
 カスタマイズサービスで細やかなサポート
 ブログでのユーザとのコミュニケーション
を行うことを決めたそうです。

私はGXRで初めてリコーを使いましたが、度重なるファームアップで随分と機能が向上しました。
自分の手に馴染んだカメラが成長してくれると、ますます愛着が湧きますよね。

こうして生まれたGRは、プロにも愛される息の長いカメラに育っているのは、ご存じの通り。
(私はGRを使ったことないのですがそれはナイショ ^^; )

GXRはユニット交換式カメラという唯一無二の存在。
当初は1/1.7型の撮像素子、つまりS10ユニットを中心とした展開を考えていたそうです。
ところがいざふたを開けてみると、現状はAPS-Cが中心の展開になっています。

「コンパクトでこの画質!」を強烈に体現しているのがAPS-Cのユニットなんですよね。

何せ、両手で包み込めちゃう程の小ささなのに、一眼レフと同等の写りをしちゃうんですからね。
かく言う私も、A12 50mmマクロユニットの美しい写りにやられてしまい、沼にハマッたクチです。

ライカMマウントのユニットのお話では、当初のGXRのコンセプトとは矛盾するので、とても迷ったそうです。それでもユーザの期待の声が大きかったので、出すことにしたのだそうです。

こういっては何ですが、なかなか新しいユニットが発売されず、28mmと50mm以外のレンズが無かった状態の中で、新たな焦点距離を補完する形で利用できるので、大変ありがたい存在ですね。
でも気をつけないとレンズ沼に引きずり込まれてしまうという恐ろしいユニットです。(笑)

そして「土管」
A16(24-85mm)ズームユニットは、湯浅さんが最後に手がけたユニットになります。
発売されるなり「土管」と愛称がついたデザインは、飾り気もなくとても無骨ですね。
もう少し飾り気のあるデザインにならないの?と思っていましたが、そこは「撮影する道具に徹し、虚飾を廃する」という揺るぎないコンセプトの現れだったんですね^^;




リコーがペンタックスを買収し、初めて(だよね?)の「フォトキナ」 が開催されていますが、ペンタックスが元気なのに比べ、リコーブランドが鳴かず飛ばずなのが気になりますね。

GRは確固たる地位を築き上げているので無くなってしまうことはないでしょうが、GXRの立場はヒジョ〜にビミョ〜。
そろそろ新しいボディ、ユニットを出して、なんとかシステムを存続させていって欲しいものです。


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コメント

しんいちさん、こんばんは!
当初あったカメラユニット以外の展開については、やはりコスト的な問題で、なかなか実現は難しかったようですよ。
まだリコーにいらしたときに、新ボディの開発は進められていたそうなのですが、辞められた後は、どうなったのかはわからないと、以前お話をお聞きしたときに話されていました。
開発が継続されているといいんですが・・・

湯浅さん、GXRの今後の展開など何かおっしゃっていましたでしょうか?
社外の人になってしまったのは分かっておりますが。。

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